機能性発泡材料
機能性発泡材料
当社では一般的な発泡材料のラインナップ 「EPE:発泡ポリエチレン」「EPP:発泡ポリプロピレン」
「EPS:発泡ポリスチレン」に加え、「SFC」や「ARCEL®」「EPS+EPE共重合」も取り扱っています。
SFCは当社だけのオリジナル機能性発泡材料で、SFC材料メーカーとしての位置づけのもとご提供しております。
更に「ARCEL®」を含め、発泡材料の全ラインナップから発泡成形において最善の機能と価格をご提案することが可能です。
機能性発泡材料とは
発泡成形に使用する材料において、樹脂単体の特性を共重合や被膜コーティングを行い本来の樹脂の機能を更に高めた発泡樹脂ビーズのこと。
一般的な発泡材料のラインナップ「EPS」「EPP」「EPE」の他に、機能性発泡材料の「SFC」と「ARCEL®」があります。
「SFC」とは
SFCは、EPSの表面に特殊なゴム被膜コーティングを施しているためEPS特有の割れやすさを軽減し設計の幅を広げます。
優れた融着特性で緩衝性能が向上し、さらに高発泡成形で原材料使用量を削減することで、コストダウンと省資源化を実現できます。
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採用実績例:電子レンジ
【従来】EPS40倍使用→【新採用】「SFC60倍」採用
改善ポイント
①設計変更で強度を強化しながらコストダウン
②材料の省資源化 -
採用実績例:サーバー
【従来】EPS40倍使用→【新採用】「SFC60倍」採用
改善ポイント
①設計変更で強度を強化しながらコストダウン
②材料の省資源化 -
採用実績例:EPS割れに対する対処
【従来】EPSの場合、割れの発生を防ぐためにOPPテープで補強の手間→【新採用】「SFC」にすることで解決
※その他、蓄電池などで採用実績があります
「SFC」の供給
SFC原料の世界供給実績
SFCは、台湾を拠点に世界への供給が可能です。
「ARCEL®」とは
ARCEL®はEPSの特性である成形性と寸法安定性とEPEの特性である強度と弾性、粘りを組合わせた技術です。
EPSを超える引裂強度、衝撃穴あけ強さ、柔軟性を持ち、さらにはEPEを超える圧縮強度、引張強度、引裂強度を併せ持っています。高い性能を持ちつつ、EPEからの低価格も実現できます。
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採用実績例:自動車部品輸送トレイ
【従来】EPEの木型での加工品使用→【新採用】「ARCEL®」金型成形品採用
改善ポイント
①製品コストダウン
②入数改善
③6種共用仕様の実現
※その他、蓄電池輸送梱包材、企業向けサーバー、トラックボード(すきま荷ボード)等で採用実績があります
高機能性発泡材料
旭化成株式会社の高機能発泡ポリエチレン「サンテックフォーム®」「メフ®」にて
落下シミュレーションを行い、当社が丁寧にサポートいたします。
PAOSS ™(落下シミュレーションシステム)
・製品落下挙動予測を可視化
・実物での落下試験回数を低減
・評価機関(トライ&エラー)を短縮
緩衝性能評価にかかる手間を省力化
コストダウン&品質改善の提案
- コスト削減(材料変更、削減、省スペース設計等による輸送効率改善)
- 品質の改善(性能付与による特性、強度Upによる作業工数削減)
- わかりやすい3D図面の提供
高島グループの設計技術
高島グループでは初期開発からの技術サポートで緩衝材を使った梱包設計を行うことが可能です。
高機能緩衝材から廉価品までの発泡材料をすべて取り揃え、適切な材料の選定と設計を同時に行い緩衝性能の
向上によるコストダウンをご提案いたします。
トータルコストダウンの可能性を広げる機能性発泡緩衝材
長年蓄積した豊富な採用実績を元に、当社が企画設計、試験・検証までサポートいたします。
初期開発からの技術サポート
お客様の包装資材開発に必要な作業時間を削減します。
お客様は製品のコア部(基幹部品・筐体等)など製造メーカーとして
重要箇所のみに集中して頂き、コア部以外の工業包装資材は当社へお任せ下さい。